信仰
弱さを人に見せないで大事に大事に隠すことが、私が自分と戦うときの唯一の武器だったから、そのためには「弱さは悪」という宗教を信じるしかなかったし、そのせいでほとんどの人間を許すことができなくて、ますます私は弱くなって往く
雑記
私よりあの人はたしかに優れているけど、私もあの人も、人間で、生まれて死ぬというあらすじは同じだし、別に何もかも「ほとんど」一緒で、やっぱり個性なんて、幻想なのだと、たまに思う。
雑記
私は人生と戦っている、
動物なのに、おかしいと思う。
クソ光ってる間接照明
クソ光ってる
ノルウェイの森
ノルウェイの森を読みました
以下、内容に関する記述をします。
たくさんの人が自殺をしてしてしまいました。
人が本来的に自殺をするべき理由には心当たりもありますが、それをノラリクラリかわして生きてしまうのが、我々凡人だと、思っています。
死と生の境を見つめさせられることこそ、アドレセンスの特徴と思います。
そこから大人になるってどういうことか?というのが、この作品が考えるテーマだったのではないかと感じました。
恋愛小説とか時代小説とか、そんな、そんなもののようにはとても思えませんでした。
私がなんとなくやり過ごしてしまった、生きるとは何?死ぬとは何?というテーマに、死ぬほど真剣に向き合わざるを得なかった人のお話だったのです。
ところで、私は緑ちゃんに時々自分を重ねてしまいました。
物悲しくて切実で、好きでした。
春樹の中で1番すきです。
ハルキストには非難されそうなチョイスです。