続ノルウェイの森

 

生きるのって辛いですよね

嫌なことたくさんあるし、常に努力していないとすぐ置いて行かれます。

死ねば、そんなことなくなるんですよね。

 

死ねば、全ての苦しみから解放されます。

嫌な思いしなくて済みます。

 

でも、私は死なない…

ノルウェイの森の主人公も、そうして苦しみから解き放たれた友人を前にしても、自分は生きることを選びました。

 

何故?

 

苦しみに耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて生きることに、一体どんな価値がある?

 

何故私達は生きることを選ぶんですか?

人生の喜びみたいなものが、一切の苦しみと天秤にかけて、本当に勝つとでも、思っているんですか?

 

ノルウェイの森

 
ノルウェイの森を読みました 
 
以下、内容に関する記述をします。
 
 
 
 
 
たくさんの人が自殺をしてしてしまいました。
 
人が本来的に自殺をするべき理由には心当たりもありますが、それをノラリクラリかわして生きてしまうのが、我々凡人だと、思っています。
 
死と生の境を見つめさせられることこそ、アドレセンスの特徴と思います。
そこから大人になるってどういうことか?というのが、この作品が考えるテーマだったのではないかと感じました。
 
恋愛小説とか時代小説とか、そんな、そんなもののようにはとても思えませんでした。
私がなんとなくやり過ごしてしまった、生きるとは何?死ぬとは何?というテーマに、死ぬほど真剣に向き合わざるを得なかった人のお話だったのです。
 
 
ところで、私は緑ちゃんに時々自分を重ねてしまいました。
 
物悲しくて切実で、好きでした。
春樹の中で1番すきです。
ハルキストには非難されそうなチョイスです。