ノルウェイの森
ノルウェイの森を読みました
以下、内容に関する記述をします。
たくさんの人が自殺をしてしてしまいました。
人が本来的に自殺をするべき理由には心当たりもありますが、それをノラリクラリかわして生きてしまうのが、我々凡人だと、思っています。
死と生の境を見つめさせられることこそ、アドレセンスの特徴と思います。
そこから大人になるってどういうことか?というのが、この作品が考えるテーマだったのではないかと感じました。
恋愛小説とか時代小説とか、そんな、そんなもののようにはとても思えませんでした。
私がなんとなくやり過ごしてしまった、生きるとは何?死ぬとは何?というテーマに、死ぬほど真剣に向き合わざるを得なかった人のお話だったのです。
ところで、私は緑ちゃんに時々自分を重ねてしまいました。
物悲しくて切実で、好きでした。
春樹の中で1番すきです。
ハルキストには非難されそうなチョイスです。